セロトニン神経を活性化させるためには、睡眠や涙も関係します。ここでは涙の重要性と、セロトニンのメリットについてみていきます。
セロトニンを弱らせないように、効果的な涙の流し方を実践し、ストレスフリーな生活を目指しましょう。
涙を流すことでセロトニンを鍛える
セロトニンは、ストレスを避けてうつ症状を予防・改善する働きがあります。しかし、あまりにも強いストレスがかかるとセロトニンは弱ってしまいます。
これを防ぐには、栄養バランスに気を配ることが大切ですが、もうひとつ効果的な方法として、涙を流すことが挙げられます。
交感神経と副交感神経
私たちのからだの調整を行っている神経は、自律神経といい交感神経と副交感神経から成り立っています。このうち、ストレスを受けて活発に働くのは交感神経です。
交感神経は意欲や活動などを司る神経ですが、働き通しの状態になると興奮状態が続くため、セロトニンの分泌が減少してしまいます。そこで、自律神経を交感神経から副交感神経に切り替えることが重要になってきます。
上手に泣いてストレスを解消する
副交感神経は、休憩時や睡眠時など、リラックスしているときに優位に働く神経ですので、脳をリラックスさせることがカギになります。
このときに活躍するのが涙ですが、それは、涙を流すと自律神経のスイッチを自動的に副交感神経に切り替えてくれるからです。ときには涙を活用し、セロトニンを守りましょう。
セロトニンを鍛える3つの方法
毎日の生活で弱らせがちなセロトニンですが、忙しい中でも効率よく増やして活性化させる方法についてみていきます。セロトニンは次の3つの方法で十分に分泌させることができます。
太陽の光を浴びる
外で太陽の光を浴びることが、セロトニンの活性化につながります。早起きして窓をあけて光を浴びたり、ベランダの草花に水をやったりするなどの行動も効果があります。
リズム運動を行う
一定のリズムで体を動かすことが、セロトニンの活性化につながります。ウォーキングやサイクリング、水泳などの運動は効果的です。その他にも、深く大きく呼吸を繰り返すリズミカルな深呼吸や、食べ物をしっかり噛むといった咀嚼などの方法があります。
グルーミング(触れ合い)
コミュニケーションをとり触れ合うことが、セロトニンの活性化につながります。グルーミングとはコミュニケーションを指し、体が直接触れ合うスキンシップはもちろんのこと、家族や職場でのおしゃべりといった心の触れ合いも含みます。
これらのセロトニンを鍛える3つの方法を、1日に5~30分程度行います。全て出来なければどれか一つでもよいですし、太陽の光を浴びながら、リズム運動やグルーミングを行ってもよいでしょう。セロトニンは体内に溜めておくことができないので、毎日継続して実行するようにしましょう。
セロトニンの活性化レシピ
枝豆とピスタチオの蒸しパン |
セロトニンのサポート食材 ・ホットケーキ 材料(2人分)1人分 199kcal ホットケーキミックス‥‥‥50g |
作り方 |
1.ピスタチオは殻を剥いて粗く刻む。少量は飾り用に取り置いておく。
2.ホットケーキミックスに豆乳を加えてよく混ぜ、なめらかな生地になったら枝豆と飾り用以外のピスタチオを加えてさっくり混ぜる。紙カップに流し入れ、飾り用のピスタチオをのせる。 3.蒸気が上がっている蒸し器で、約10~12分蒸して完成。 |