セロトニンには、心と体にいいことがたくさんあります。セロトニンは心身にもたらす多くのメリットがあり、脳内物質のセロトニンを鍛えることは、うつの状態を遠ざけるほか、様々なメリットをもたらします。ここでは、脳を目覚めさせる働きについてみていきます。
頭の働きをよくする効果
セロトニンには、頭の働きをよくする効果があります。寝起きがよい人や、目覚めてすぐに体を動かせる人は、セロトニンがしっかりと分泌されている証拠です。
セロトニンは脳波を発生させる
セロトニンは、脳幹と呼ばれる脳の中枢部分で生成され、前頭葉で脳全体を指揮しています。脳を目覚めさせるとき、セロトニンは「速いα波」と呼ばれる脳波を発生させます。脳波とは、脳が活動しているときに発生する弱い電気のことです。
頭の働きをよくする状態を保つ効果
セロトニンは、通常とは異なる速いα波を流して脳を目覚めさせ、頭の働きをよくする状態を保つ効果があります。
うつ病の処方箋にも含まれているセロトニン
私たちが生きる現代社会における現代病の一つである「うつ」は、年々増加傾向にあり、特に「軽うつ」と呼ばれる軽いうつ病にかかる人が増えています。
このような傾向の背景には、セロトニンを弱らせる生活習慣が深く関係しており、セロトニンの分泌の不足が原因と考えられています。うつ病では、度々”SSRI”という薬が処方されますが、これは次の頭文字を取ったものです。
・Selective(選択的)
・Serotonin(セロトニン)
・Reuptake(再取り込み)
・Inhibitors(阻害薬)
SSRIは、脳の神経の中にセロトニンを補充し、脳内のセロトニン濃度を高める薬です。この処方箋をみてわかるように、セロトニンは「うつ」を予防・改善するのに、不可欠な物質であるということがわかります。
日常にはセロトニンを弱らせる要素がたくさんある
セロトニンは脳やストレスなどに対して好影響を与える物質ですが、私たちの日常生活の中には、セロトニンを減らす要素がたくさんあります。
例えば、昼夜逆転の不規則な生活、1日中座っていることが殆どの毎日、食事の殆どができあいや外食、一人で食べる「孤食」が多い、太陽の光を浴びない、人と話さない「しゃべる」コミュニケーションが少ないなどです。
このような生活を続けていると、些細なストレスも受け流すことができず、自分の中に次々と溜め込んでしまい蓄積され、やがて自律神経が乱れ「うつ」の状態に陥ってしまいます。
セロトニンの活性化レシピ
餅入りヨーグルトみつ豆 |
セロトニンのサポート食材 ・餅 材料(2人分)1人分 183kcal 餅‥‥‥1個 |
作り方 |
1.さつまいもは皮つきのまま2cm角に切り、餅は8等分にしてオーブントースターで焼く。
2.器にヨーグルトを盛り、黒豆入りの寒天と1をのせ、黒蜜をかけて完成。 |