セロトニンは、ストレス解消を代表的に、心身に様々な恩恵を与えてくれますが、ここでは痛みを抑える働きについてみていきます。
セロトニンには痛みを緩和する効果もある
セロトニンには、鎮痛剤のような痛みを緩和する効果もあり、痛みが神経に伝わるのを抑える「痛覚抑制」の機能があります。
脊髄の段階で痛みの伝達を抑える働きがある
痛みとは、体に発生した刺激が神経を通じて、脳に伝わって初めて「痛い」と脳が感じるものです。セロトニンは、麻酔薬のように神経を麻痩させているのではなく、痛みが伝わる途中経路の脊髄の段階で、痛みの伝達を抑える働きがあります。
頭痛や月経痛がひどい人は、セロトニンの活性化を意識する
頭痛や月経痛がひどく、悩まされている人は、セロトニンを活性化させる生活を意識すると、自然と痛みの軽減につながります。
ビタミンB6
ビタミンB群の一種。たんぱく質をアミノ酸に分解するのをサポートする栄養素。トリプトファンを体内でセロトニンに変換する際に必要なので、同時に摂取するようにしましょう。
ビタミンB6を多く含む食材に、イワシやサンマ、サバなどの青背の魚に豊富に含まれています。その他にもサツマイモ、アボカドやパプリカ、生姜やニンニクなどにも含まれています。
さらに、玄米やライ麦など、精製されていない米やパン、蕎麦などにも含まれます。トリプトファンを含む豆腐を湯豆腐や冷奴で食べる際にも、おろし生姜をのせると効果的で、トリプトファンとビタミンB6が一緒に摂取できます。
セロトニンの原料となる栄養素”ビタミンB6”を多く含む食材
・さつまいも・パプリカ・キウイフルーツ・にんにく・しょうが・かぼちゃ・アボガド・いわしなど。
その他にもバナナも万能な食材です。バナナには、トリプトファン以外にも、ビタミンB6や炭水化物の3種類が含まれます。 3つの栄養素を手っ取り早く摂取したい場合は、おすすめの食材といえます。朝食やおやつなどの際に、意識して摂取するようにしましょう。
セロトニンの活性化レシピ
バナナの豆腐蒸しパン |
セロトニンのサポート食材 ・ホットケーキ 材料(2人分)1人分 165kcal ホットケーキミックス‥‥‥50g |
作り方 |
1.バナナは1cm幅の輪切りにする。
2.ホットケーキミックスに豆腐をつぶしながら加えて混ぜ合わせる。なめらかな生地になったら1のバナナと豆乳を加えてさっくりと混ぜ、紙カップに流し入れる。 3.蒸気が上がっている蒸し器で約10~12分蒸して完成。 |