お悩みアーカイブ 2
**40代 女性**
人から頼まれると断れない。「できれば助けてあげたい」といつも思うが、
単に利用されているようでバカにされている気がするときがある。
お人好しと言われるのは構わないが、バカにされるのはイヤだ。
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こんにちは。
「できれば人を助けてあげたい」と思えるのは、あなたが優しい証拠です。
その気持ちは大切にしてください。
ただし、一方で「断るとイヤなやつに思われたくない」と思ってしまう八方美人のところも
あるのかもしれません。
ですから、「助けてあげようかな」と思ったときはもう少し「フィルター」をかけてみてください。
つまり、「損得勘定を働かせてもいい」ということです。
「この人には、将来的に自分も助けてもらう機会があるのかなぁ?」などと考えてもいいのです。
いわゆる、Give and Takeですから、何もよこしまな考えではありません。
すべての人が考えることです。
次に、「本当に助けてあげたいのか?」と考えてみましょう。
心からそう思った場合は、あなたのほうが納得して手伝うわけですから、
のちに、後悔やくやしさなどの感情は残らないはずです。
3番目は、あらかじめ自分が手伝える範囲や時間をハッキリ提示してあげることです。
「~までなら手伝える」「いついつまでなら手伝える」「いついつからなら手伝える」などと、
事前に言ってあげるほうが相手に対しても誠実ですし、
いらぬ期待や誤解を起こさないで済みます。
これは頼み事以外でも、例えば上司に無理な指示を受けたときは、「それはできません」と言うと
モメたり、あなたの評価を訳もなく落とされたりしますので、
「~までならできます」「いついつからならできます」「いついつまでならできます」というふうに
”前向きな言い方”をすることで、悪印象を与えることから避けられます。
結局は、「今は、あなたの言うことを全てはできません」と言っているのですが、受けとり方が違いますよね。
断りにくいときは、上記のように手伝える範囲を限定して事前に言ってあげましょう。
相手がそれでもいいと言えば、仕方ないですから手伝ってあげればいいですし、
あきらめてくれれば儲けものです。
あなたの大切な時間と労力を使うわけですから、無駄に大奉仕してはいけません。
もし人を使ってやってもらったなら、「費用が発生」するくらいのことなのです。
小さなことは損得なくやってあげたほうがいいですが、あなたが手伝うのを少し迷うような時は、
上記3点を少し考慮してみてください。
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