横山玲奈さんのヴァイオリン
You Tubeで「横山玲奈 クレモナ」と検索してみてください。
横山玲奈さんは大阪府箕面市出身で、イタリアのクレモナという音楽の街でバイオリニストとして
活躍されているそうです。クレモナでは有名な音楽家として知られているそうです。
その横山さんが今回のコロナウイルスで疲弊したイタリアの音楽の街、クレモナ市から依頼され
バイオリン演奏を医療従事者を励ますために病院の屋上で行いました。
映像はその模様を流したニュース映像です。
この映像を見て「売名行為」だの「無防備な衣装だ」などと批判するコメントがありました。
なぜ短絡的で幼稚なコメントをわざわざするのでしょうか?
ネットの炎上騒ぎなどはほとんど論拠のない、ただの「憂さ晴らし」が多いと思います。
「匿名」をいいことに、バレなければ何を言ってもいいという輩が多いことにウンザリします。
YouTubeのレビューでもコメントしましたが、
横山さんは今回の演奏では、あえていつもの華麗な演奏衣装を身に纏ったのだと思います。
邪悪なウイルスで、全世界が疲弊し希望を失いかけている日々を何とかやり過ごしています。
ついこの間まで当たり前にできていたことが、遠い昔のことのように感じているのは全ての人に通じる思いに違いありません。
特に最前線で戦ってくれている医療従事者の方々にとって、このエンドレスとも思える戦いのなかで
思いがけない美しいバイオリンの音色は、一時であっても心が安らいだことだろうと思います。
特に音楽の街、クレモナの人々にとっては、バイオリニストなどのライブ演奏を楽しむことは日常の1コマだったに違いありません。
それすら叶わない日々の中で、横山さんのあえて身に纏ったきらびやかな姿を見ることで、
日常だった日々を思い起こせたはずです。
彼女も防護服をつけないというリスクを冒してまでいつもの演奏衣装を選んだのは、
そういう人たちの「気持ちを鼓舞するため」だったのでしょう。
癒しの気持ちと同時に、「必ず今までのような日常を取り戻すんだ」という気持ちを奮い立たせてくれたように思います。
特に日本の政治家の中にはピンときていない人も多いと思いますが、
日本ではほぼ半数の人が満足な経済活動ができていません。
ウイルスが終息したとしても、その時点ではその半数の人たちは経済的に瀕死の状態であることには変わりありません。
国が今やらなければいけないことは、無条件に生活保障をすることです。
国のお金の仕組みとしてそれが十分に問題なくできるわけですから、
ここでやらなければ、日本は「瀕死」の状態が続くでしょう。
そして再び財務省が「復興のためにさらなる消費税増税を」と何も知らない政治家や国民に吹き込むことでしょう。
あからさまには吹き込まないわけですから、これも一種の「匿名」に隠れて行う卑劣な炎上行為といえます。
身を削って戦ってくれている医療従事者の方たちや、まじめに自粛生活を行っている国民や励まし合いの活動を行っている人々に対しての報いが、つまらないマスクや10万円の給付金なのです。
まるで発展途上国のようです。
日本だけでなく、経済力のある国はその経済力が後ろ盾となりますので、「自国通貨は必要に応じて問題なく十分に発行できる」
という事実を理解しておくことが、「卑劣な吹き込み」に惑わされないための自衛手段です。
国の財布は税金だけではないのです。
この事実により、休業補償を十分に給付でき、そのことで安心して徹底した自粛生活が送れることで、
迅速なウイルスの沈静化が期待できるのです。
そうすることで、命や文化や希望が守られ未来へつなぐことができます。
そして、再び安心して横山さんのバイオリンのような美しい音色にも触れることができるのです。
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