お悩みアーカイブ 13
お悩みアーカイブ 13
****** 30代 女性 ******
営業事務の仕事をしていますが、仕事の項目が近い将来増えます。
自分では仕事内容は以前とそんなに変わらないと分かっているのに、
近頃、不安や緊張感を感じます。
胸に圧迫感を感じるようになってきました。
自宅にいるときは感じません。
先のことを考えると不安になり、これが原因かわかりません。
自分でもよくわからないストレスとどう向き合えばいいでしょうか?
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こんにちは。
胸の圧迫感は、自宅にいるときは感じないということですので、
恐らくストレスによるものと思いますが、念のため内科の受診もおすすめします。
さて、自分ではさほどストレスと感じていないことでも、体が敏感に反応することは多々あります。
最近よく耳にするのが、「過敏性腸症候群」と言って、通勤時に限って便意をもよおしてしまうものです。
満員電車の中で腹痛に襲われたり、便意をもよおした経験があると潜在的に心に不安が潜み、
通勤時間前になるとおなかの調子が悪くなるというものです。
本人は普段はさほど気にしていなくても、朝になると気持ちがざわついて落ち着かなくなるようです。
自分の意識では特に気にしていなくても、一旦苦手意識が刷り込まれてしまうと、体のほうが反応してしまうのです。
「不安になる」というのは、そのことに対して自分がよく分かっていない場合や、
対処法が見つかっていない場合に陥ることが多いものです。
例えが少しズレているかもしれませんが、スリラー映画やサスペンスドラマなどで、
怪物や犯人が姿を現していない時のほうが観ていてハラハラするものです。
相手の姿が現れ、味方がもうすぐやってくることが分かるとドキドキ感がおさまってきます。
つまり、あなたの苦手としている業務内容について、漠然としか理解していなくて自分が対応できるのか分からない
状態が続いているので不安感が増しているのだと思います。
ですから仕事に限らず、苦手としているものに対しては、できるだけ自分で調べてみたり、
他の人に意見を聞いてみたりして、そのものに対してよく知ろうとしてみましょう。
そうすることで怪物の姿が自分なりに見えてくるでしょう。
もちろん中途半端に知ってしまうと、余計に不安感に襲われることもありますが、
何の情報も知識もなければ、対処法のかけらも見つかりません。
苦手なことについての情報をもとに、がんばって勉強してみたりすることで、「自分の味方が駆けつけてくる」
状態に近づいてきます。
あなたも今の仕事をやり始めた時と、現在では格段と仕事に対する知識や自信が増えている筈です。
結果としてあなたは今の仕事に対して不安は感じていないと思います。
つまり、今ではあなたにとって仕事の姿が「まる見え」の状態になっているのです。
あなたの仕事の内容をよく知らない人たちが、あなたの代わりをすることになれば恐らく「不安」に襲われるはずです。
ですから、新しい業務内容についてできるだけ調べてみることをおすすめします。
次に、少し時間がかかることですが「イメージトレーニング」をやってみましょう。
寝る直前の5分程度を使って、ゆっくり呼吸しながら「自分が楽しい気持ちでリラックスしている姿」や
「仕事をスムーズにこなしている姿」をイメージしてみましょう。
眠くなればそのまま眠りについてください。
そうすれば、質の良い眠りにつけます。
良い睡眠を取ることで、気持ちも少しずつ安定してきます。
普段は「不安」を感じていないつもりでも、どこかで潜在的に気にかかっている事があると、
結局心のどこかで緊張感を持ったまま過ごしていることになります。
1日のうちの最後に「心を解きほぐす時間」が必要です。
自分が楽しく前向きに過ごしている姿を毎日少しずつでもイメージすることで、
たとえ心配事があっても「明日は明日の風が吹く」という心境に近づいていき、
必ずポジティブな発想がひらめいたりするものです。
心が委縮したままだと、悪い面ばかりをとらえるようになり、現状維持すらおぼつかなくなります。
「今より悪くなることはない」などと、半ば開き直りを覚えることも大切です。
実際、「見えない敵」に不安になるというのは、自ら心配事を生み出している状況ですから
まずは、敵のことを調べ、イメージングで自分の気持ちを安定化させてみてください。
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