イメージングのちから

イメージングのちから

イメージングのちから

***** イメージングのちから *****

以前、「ゆっくりでも、しっかり幸せをつかむ方法」のブログ内で「瞑想のススメ」について

少しお話しましたが、今回少し補足的なお話をいたします。

—–「しなやかな心」を作りましょう—–

ブログ内では、瞑想といっても「無」の境地になるようなものではなく、

あくまで「瞑想(イメージング)を通して、リラックスするもの」とお話しました。

イメージングの一例として、

①普段のストレスから解放され、「心地よい感覚」を味わうためのイメージング

②自分が「うまくやれている」「楽しく過ごせている」姿を先取り体験するためのイメージング

などをご紹介しました。

そして、あまりイメージすることに躍起にならず、おぼろげな感覚でイメージすることで

リラックス効果が高まることをお話しました。

人は「リラックス」している状態が一番、能力を発揮しやすいのです。

したがって、寝る前の5分程度を利用してイメージングの練習することで、普段の生活でストレスを感じた後でも

リラックスモードへの切り替えが素早くできるクセをつけることも狙いのひとつです。

そしてイメージングでリラックスした状態でそのまま眠りにつけば、「脳」にとっても質の良い睡眠を

得ることができます。

日々イメージングの練習をしていると、家以外の場所にいるときでも、移動中やちょっとした休憩時間でも

「おぼろげな感覚」であれば、簡単に自分のイメージングの世界に入り込み、

リラックスモードに切り替えられるようになります。

つまり、ストレスから自分の気持ちを一旦切り離し、心のリセットを素早くすることができるようになります。

リセットが素早くできるようになると、種々のストレスに対して、「しなやかな心」で対応できるようになります。

「しなやかな心」とは簡単に言えば、些細な損得勘定やプライドに左右されることなく、

自分が本来大切にすべきものや、これだけは譲れないという「誇り」を汚されるようなこと以外は、

柔軟に、臨機応変に対応したり、そのような考えを持って行動できるということです。

そうすると、心にある種の「余裕」ができ、相手に「譲る」ということがスンナリできてしまいます。

逆を言えば、「譲る」ということは、余裕のある人でないとできないことです。

心に余裕があれば、何事も一歩引いて見ること、感じることができます。

それにより、目先の損得に流されず、本当に自分にとってプラスになることが感覚的に選択できるようになります。

そうすると、自然に自分の運の巡り合わせもよくなってきたり、ストレスも少なくなってきます。

加えて、「おぼろげな感覚」でもイメージングすることにより、自分の心を「内観」することにつながり、

自分の中に潜んでいた「夢」や「希望」「やりたいこと」「やるべきこと」などが、

次第に感覚的に感じられるようになっていきます。

それは「リラックス状態」によって心から解き放たれるメッセージを受け取っているということです。

—–「没入型 イメージング」—–

これまで、イメージングになじむために「イメージすることに躍起にならないように」とお話してきました。

あくまで、「リラックスすることが第一条件」だからです。

イメージング自体にに抵抗感がなくなれば、次の段階として「積極的なイメージング」をしてみましょう。

積極的なイメージングとは、できるだけリアルにイメージし、

そのイメージに入り込む、つまり「没入する」ということです。

そういった「没入型イメージング」もリラックス状態がベースとなりますが、

そのうえで映像をもっとクリアにしていくことになりますので、

気が付けば少しワクワクした状態になっていることもあります。

リラックスとワクワクのバランスをとることが「おぼろげなイメージング」よりステップアップした点と言えます。

イメージする内容は、上述した2点を基本とします。

①「心地よい感覚」を得るイメージ

② 自分が「うまくやれている」「楽しく過ごせている」イメージ

そして、その2点をいずれももっとリアルにイメージしていきます。

例えば①において「大草原にいる自分」をイメージしたなら、

さわやかな風が肌に触れる感覚や、少し青臭い草原のにおいや、

心地よく当たるやわらかな日差しなどを、

まるでその場にいるような錯覚をするくらい感じるということです。

そしてそのような中で「心地よい感覚」を感じてください。

②であれば、例えば「仕事でプレゼンをしている自分」をイメージしたなら、

会議室などその場の雰囲気や、資料やパソコンに触れる感覚を感じ、

何よりも大切なのは、澱みなくスラスラと人前で話せている自分をイメージし、

それによって自信にあふれている自分を感じてください。

「心地よい感覚」と「自信やワクワク感」を感じながら、そのまま眠りについてください。

癒し系の音楽を聴きながらイメージングするのもいいと思います。

"おぼろげなイメージング”も"没入型イメージング”も、「日常のしがらみ」や、「こうでなければいけない」という

呪縛から自分を解き放ち、心に安らかな状態を経験させることが目的のひとつです。

そしてイメージングにより、いわば別世界へ瞬間移動することで、

日常の雑多な出来事や環境でくたびれた自分の心を洗い流し、リセットし、

雑念をそぎ落とした自分本来の姿を次第に感じ取っていくようになります。

それはあくまで言葉ではなく感覚的なものですから、自分自身にしか分かりませんし、

説明しろと言われてできるような感覚ではありません。

自分の中心である「核の部分」が出来上がってくるような感覚とともに、

何事にも柔軟に対応できる「しなやかな心」も同時に育ってきます。

自分を包むオーラも「やわらかい物腰ながらも、自分にとっての取捨選択をしっかりできる芯の強さ」となって

表れてくるでしょう。

イメージングする内容は自分の事でなくても構いません。

子供がいるなら、子供が元気に過ごしている姿をイメージし、災いの無いように願ってみましょう。

自分以外の人のために「祈る」ことで、脳内に「幸せホルモン」である「セロトニン」が分泌されます。

セロトニンは脳内で働く神経伝達物質で、精神の安定、心のバランスをとるのに不可欠なホルモンです。

同じく、「オキシトシン」も幸せホルモンのひとつですが、これは人やペットとのスキンシップなどの行為により

分泌されるようです。

さらに、「人をほめる」ことでも分泌されるようです。

人のために祈ったり、人のことをほめたりすることで、自分に幸せホルモンがもたらされるわけです。

ブログでもお話した「他者への貢献」が自分の幸せにつながるということを、

人体の仕組みとして遥か昔から私たちに備わり、幸せになるヒントを教え続けてきてくれたのですね。

学生、社会人に関わらず忙しすぎる現代人は、

ネット社会も加わり自分の心をリセットさせる時間が一層少なくなりました。

わざわざ自分から混沌とした環境にハマっていくことさえあります。

そのようなザワついた環境の中では、周りに流され、自分を見失い、時間ばかりが過ぎていくことは

当然かもしれません。

ですから、せめて1日の終わりの5分を自分の心のためだけに使い、

イメージングによって「心に栄養補給」していきましょう。

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コメント

  1. ふんわりさんこんにちは!一難去ってはまた一難と、次々と身に降りかかって来ますが、リラックスすることを心がけて、イメージングを大切にしていきたいと思います!いつも参考にして楽しみに読ませていただいています♫

  2. へいちゃんさん、こんにちは。
    いつもお読みいただきありがとうございます。

    そうですね、「難」は降りかかってくるものと、ある意味割り切ってしまえばクヨクヨする時間も短くて済むかもしれません。

    「今度はそうきたか!」などと思えれば、「難」が降りかかってくることへの「うんざり感」は少しは減るかもしれません。

    日々のイメージングは心への反復練習ですので、プラスのイメージを心と脳に刷り込むことになり、それが実際に「良い巡りあわせ」を引き付けることになります。

    それにより「難」が降りかかる回数も減っていくでしょうし、たとえ降りかかってもリセットがはやくできるようになります。

    逆を言えば、リセットがはやくできることで、「難」を近づけなくすることになります。なぜなら、「難」をさほど「難」だと感じなくなるからです。

    これからもイメージングを信じてかんばってくださいね。

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