お悩みアーカイブ 12
***20代 女性***
毎日、孤独感に苛まれツライです。
人との会話が苦手で、とっさに言葉が出ず、会話の流れについていけません。
自分が言ったことや、言おうとしていることが相手にどう受け取られるかが
心配になってしまいます。
また、自分の吃音(どもり)も気になってしまい、会話することに躊躇します。
友達もいず、家でも一人になるので寂しさでいっぱいです。
どうすればいいでしょうか?
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こんにちは。
ご自分のペースが人に比べて少し遅いことで、会話の相槌がうてず会話に入れないような気がするのだと思います。
加えて、吃音が気になって余計に会話に対して臆病になっているのですね。
でも、もしあなた自身のペースで会話が進められればどうでしょう?
ちゃんと相手の話に対して言葉が出てくるのではないでしょうか。
あなたの周りの人はあなたが話そうとした時、どのような態度で接してくれていますか?
あなたの言葉を待ってくれていますか?
待ってくれるような優しい人なら、あなたもがんばって話そうとするでしょう。
例えば、日本語がたどたどしい外国人があなたに話しかけてきたとします。
うまく言葉が出てこないのですが、何とか話そうとしています。
あなたは、「言葉が出てこないなら分からない」からといって、無視してしまうでしょうか?
あなたは多分そんなことはしないと思います。
なぜなら相手が「伝えようとしている」からです。
コミュニケーションとはそういうものではないでしょうか?
言葉だけではなく、表情や手ぶり、身振りでも「伝えたい」気持ちがあるかないかが大事だと思います。
あなたの周りの人が、あなたが何かを伝えようとしていても、自分たちのペースに合わないとか、
期待している言葉ではないなどとして、あなたとのコミュニケーションを中途半端なものにしがちならば、
親密につきあう人間ではないということです。
つまり、そういった人たちの反応を深刻に受け止めないようにしましょう。
とはいえ、そういった人たちとも付き合いって行かなくてはいけないのが現実です。
ですから、一つの方法としては「嫌われない程度に反応しておく」ということも大切です。
会話に加わるからといって、いつも何かちゃんとした言葉で相槌をうつ必要はありません。
「短い言葉」で反応しておくことで十分な場合が多いのも事実です。
「へぇ、そうなんだ」
「へぇ、すごいね」
「へぇ、いいなぁ」
「うーん、どうかなぁ」
こういう言葉で逃げておく、お茶を濁すということも必要なのだと思います。
そういった人たちに妙な誤解をされたくなかったら、
あらかじめ「私って、会話のペースが遅いから…」と伝えておいてはどうでしょう?
あなたが、あなたの気持ちや考えをじっくり話すべき相手は、
「あなたの言葉をちゃんと待ってくれるやさしい人」だけでいいのです。
そういった人たちには、あなたも相手のことを考えて「言葉を選ぶ」べきだと思います。
全ての人に対して、言葉を深刻に選ぶ必要はありません。
勿論、最低限のマナーや気配りは必要ですが、それが負担になるなら、上記のような短い言葉で逃げておくことで
日常の生活は過ごせるのではないでしょうか?
あなたに限らず、ほとんどの人が表面的なつきあいで日常を送る毎日です。
自分の気持ちが伝わる人や伝えたい人たち、気心が知れた人たちと過ごせる時間のほうが少ないのです。
あなたが大切にするべき人たちは、まずはあなたがコミュニケーションを取りたいと思える人たちであり、
その人たちはあなたの言葉を待ってくれる人です。
それ以外の人たちとは表面上のつきあいで構わないですし、それに対して寂しさを感じるように
自分を追い詰めないでください。
物理的に「ひとりでいる」ことは決して孤独なことではありません。
周りに人がたくさんいる環境にいる人でも、日常を漫然と過ごしていると「虚しさや寂しさ」を
感じることが普通です。
逆に、気心が知れた人が「たった一人」でもいれば寂しさを感じることはありません。
ですから、あなたも「人がいない環境」に囚われることなく、あなたとコミュニケーションを取ろうとしてくれる
人たちとの出会いに希望を持って、そしてその出会いを早めるためにも、まずは表情を明るくして過ごすことを
心がけましょう。
そして何よりも、人付き合い以外のことであなた自身が楽しく思えることを見つけようとしてください。
そういったことを通して、必ず友人と呼べる人と出会うことができます。
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