好きなことがあるのは素晴らしい。

好きなことがあるのは素晴らしい。

好きなことがあるのは素晴らしい。

文科系にしろ、体育系にしろ、好きなことがあるのは素晴らしいことです。

自分の好みや、趣味、やりたいこと、楽しめることは人それぞれで、十人十色です。
そのことで、人にとやかく言われる筋合いはありません。

もちろん、他の人の好みについて批判する必要もありません。

人に迷惑や心配をかけないもの、違法なものでない限りどんどんやってみるべきだと思います。

依存したり、中毒になるのは困りますが、
「情熱を注ぐ」とはある意味、中毒になっている部分もあるかと思います。

ただし、気持ちの根底には、好きなことを「大切に思っている」ことが大前提です。

この世に生まれてきた理由の一番目は、
そういった情熱を注げるものを見つけたり、
出会ったりして謳歌することだと思います。

生きていればイヤなことや、苦しいことのほうが多いものです。

しかし、自分の好きなことを気持ちの中心に置ければ、
そのために苦しいことを乗り越える助けになるはずです。

小さいお子さんがいる人は、疲れた1日の終わりに子供の笑顔を見ることで癒されたり、

サラリーマンやOLさんが、がんばった1日の終わりにビールを「クゥー、プハァー」とやるときの爽快感を思い浮かべてください。

「この時のために生きている」っていうイメージです。

「自分の好きなことのために生きているんだ」という考え方を心のベースにしていければ、

毎日を漫然と生きるしかないという諦めに似た弱気を、
少しでも追い払えるのだと思います。

好きなこと、やりたいことがまだ見つかっていない人は、
小さな楽しみから始めてみましょう。

誰しもひとつは、好みがあるはずです。

例えば、お風呂でバスタブにつかってリラックスするのが好きであれば、
少し高くても香りのいい入浴剤を使ってみて、
湯船につかっている時間をもっと楽しんでみるとか、

コーヒーが好きであれば、
普段より高い豆を使うなどして豆に凝ってみて、
ドリップする時間をもっと楽しんでみましょう。

楽しめるようになれば、そのことについてもっと色々自分なりに調べてみたり、
アレンジしてみたりして世界を広げてみましょう。

大切なのは、好きなこと、楽しみ、情熱を傾けられるものを、
気持ちの中心に持って行こうとする「考え方のクセ」をつけることです。

イヤなこと、苦しいことのほうが多い日常ですが、
「私には楽しめることがある」「好きなことがある」
「気持ちを持って行けることがある」と思えれば、

それは心の拠り所になり、

好きなことについての知識やスキルを深めれば、
やがて自信のようなものになります。

「情熱を傾けられたり、気持ちを打ち込められたり、没頭できるもの」を持てるようになることが最終目標ではありますが、

「好きなこと、楽しめること」はどんな些細なことでも、
気持ちを前向きにさせてくれます。

それがあることで、楽しみ以外のことでも少しずつ前向きに対処するようになってきます。

楽しみのために効率よく仕事を済ませてしまおう、
勉強を済ませてしまおうという意識を持てば、

結果として仕事や勉強にもいい影響を与えることになり、
評価が上がったり、成績が上がったりすることで
イヤなことや苦痛な時間が減らせるようになるでしょう。

自分の好きなこと、やりがいを感じるものに没頭できるということは、
ある意味で「自分だけの世界に入り込む」ということです。

好きなことに対する「思い」や「感覚」は、
たとえ同じような好みを持つ人でさえ、

感じ方の大きな方向性は共有できても、
細部の感じ方は個人差があって当然です。

それは親友でも家族でも共有できるものではありません。

「自分だけの世界」というと何か個人プレイのような気がしますが、

たとえば、チームスポーツであっても、
個人個人がスキルを高めないとチームに貢献できません。

「個人」は自分のこだわりの世界で自らのスキルを高めた結果、
ほかのチームメイトのために貢献でき、
そこで初めて勝利という喜びを「共有」できるのです。

オーケストラの奏者たちも、
それぞれ自分のこだわりの世界を持ち,
スキルを高めた結果、
すばらしいハーモニーを奏でるという達成感を他の奏者たちと「共有」できるのです。

つまり、私たちそれぞれが独自のこだわりの世界を持ち、
それを持ち寄って他者に貢献でき、
目指せるものがある時、

他の人たちと共有できるものがあるということであり、
人とつながるということは、そういうことではないでしょうか?

ですから、「自分だけの世界を持つ」ということは、何ら個人プレイでもないし、

さみしいことではありません。

「好きなこと」「楽しみ」の世界について、
知識や経験、スキルを深めることで、
それらは必ずどこかで他者のために貢献できることになります。

そのことが人との気持ちのつながりを持たせてくれるはずです。

そして、自らも「自分が役に立つ存在である」という幸福感で満たされるのです。

自分の好きなことが、人の役に立っていることが、
誰もが無意識のうちに持っている「幸せの形」のひとつなのだと思います。

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