ゆっくりでも、しっかり幸せをつかむ方法 6

ゆっくりでも、しっかり幸せをつかむ方法 6

ゆっくりでも、しっかり幸せをつかむ方法 6

前回までは「瞑想」(イメージング)についてお話しました。

イメージングについては、後日改めて詳しくお話したいと思いますので、
今回は、イメージングに加えて簡単にできる「幸せ(成功体験)の蓄積」のやり方をお話します。

①あなたを幸せに近づける「ありがとう」

まずは、普段使っている「言葉」の重要性についてお話します。

言葉には「ポジティブ言葉」と「ネガティブ言葉」があります。

ご想像のように、「ポジティブ言葉」は自分や相手を”やさしく労わったり” ”前向きで元気づけるような”言葉です。

特に”ありがとう” ”感謝します” ”おかげさまで”などは「天国言葉」と呼ばれたりします。

これに対して「ネガティブ言葉」は」、自分や相手を罵ったり、否定したり、傷つけたりする言葉です。

「言葉は所詮、言葉じゃないか」と思われがちですが、
何度も目にしたり、耳にしたりしていると、次第に自分の心が毒されていくところが怖いのです。

他人の不満や悪口、自分を必要以上に否定する言葉を発していると、耳から入ってくるそういう言葉に
自分自身が洗脳されてしまうのです。

最初は気にせず単に毒を吐いているだけのつもりでも、次第に「慢性化」し、そういった言葉に対して何とも思わなくなることが最悪の状態です。

自分だけが汚染されるのは構わないとしても、自分が発したそういう言葉がほかの人の耳にも入ってしまうのですから、
周りの人にとっては迷惑なことです。

そして、そのような言葉をいつも吐いている人に対しては、距離を置いたり、評価を下げたりするようになります。
結局、そういう人の周りには誰も近づかなくなるのです。

と同時に人間は感情の動物です。

ムカッとくれば罵りや誹りの言葉が出るのは当然です。

突発的に出たものや一時的なものは構いませんが、「いつまでも長々と」そういう言葉を吐き続けることは
やめることが大切です。

そういう言葉は自分の感情を開放しストレスを発散させるかのような感覚がありますが、
それは一瞬のものです。
そして、何も解決できるものではありません。

ネガティブ言葉を長々言い続けると、自分自身が毒され、いつも何か文句を言わないと気が済まない性分になってしまうのです。

さて、「ポジティブ言葉」の話に戻しますが、
天国言葉のうち、「ありがとうございます」についてお話します。

諸説ありますが、「ありがとうございます」を漢字で書くと、

「有難う御座います」となります。

「有難う」の意味は、「有る」ということが「難し(カタシ:むずかしいということ)」、
つまり「有ることが難しい」とうことです。

本来なら「存在することが難しかった」のに、あなたのおかげで「無かったもの」が「有る」ようになりました、
という感謝の意味が入っています。

そして「御座います」の「御座」は神仏など尊い人、尊いこと、尊ぶべきものが座ったり、位置したりする場所の事です。

そういった尊い人、場所があなたのそばに「いますように、ありますようにと願っています」、
つまり、「神様のご加護がありますように」という意味です。

まとめると、「あなたのおかげで、本来なら無かったものが存在するようになりました。あなたに神様のご加護がありますように」という意味が含まれているということです。

ですから、「ありがとうございます」と人から言われて心地よいのは、感謝の意味だけでなく、
幸せも願っているということが、言葉の隠れた意味として含まれているからなのです。

②「ありがとうございます」でプチハッピーを集める

たとえ天国言葉でも、心を込めず口癖のように言ったところであまり効果はありません。

もちろん一番いいのは、人に何かを感謝したいときにしっかり「ありがとうございます」と言うことなのですが、
日常的にそんなに感謝をする場面はやってこないものです。

そこで、どんな小さいことに対してもその都度「ありがとうございます」と呟いてみましょう。

呟くことに抵抗がある場合は心の中で言うのもアリです。

例えば、朝、時間通りに目覚めたときや、かじったパンがおいしく思えたとき、お通じがスンナリ出た時など、
極めて小さいことでも構いませんので、あなたに少しでもプラスのことであれば、その都度「ありがとうございます」と
呟くか心の中で言ってみてください。

つまり、これまで気にも留めなかった些細なプラスのことにさえ、
わざわざ「ありがとうございます」と言うことによって、そういう小さな幸運(プチハッピー)に
あなたの意識を向けさせることになります。

たとえプチハッピーでも、身の回りにはこんなに小さな幸せが転がっていると意識できれば、
あなたの心も普段より上向きになってきます。

そしてそのことにより、あなたの雰囲気や表情も好転し、さらなるプチハッピーに出会うことになります。

そしてプチハッピーが集まりメガハッピーになり、さらに大きなハッピーを連れてくるのです。

”そんな小さなことに、いちいち喜んでられない”
とお感じであれば考えてみてください。

「朝、時間通りに目覚めなかった」
「パンもおいしくなかった」
「お通じもなく調子が悪かった」

などとなれば、やはり気分的にもブルーですし、一日のスタートとしてはあまりうれしくはないですよね?

やはり、プチハッピーとはいえ、有るのと無いのとでは大きな違いなのです。

そもそも、朝目覚めて「目が見える」こと自体ありがたいことなのです。

そして、心の中や、小さい声で「ありがとうございます」と呟くことを続けていれば、
「ありがとうございます」の言葉がいつでもスッ出てくるようになります。

そうするとあなたの持つオーラが柔らかくなり、
周りの人たちの、あなたに対する接し方も少しずつ、今以上に好転していきます。

そして好印象を持たれているあなたに対して、周りの人があなたの知らないところで気を利かせてくれたり、
助けてくれたりするものです。

「幸運」「不運」の流れや境目は本人の知らないところで起きていることが多いものです。

そしてそういった「幸運」「不運」の流れや境目を私たちは直接的に操作できません。

ですから普段から自分自身や、周りの人、もの、環境に対してプチハッピーを積極的に見つけ

「ありがとうございます」と呟くことで心をプラスの状態に整えておくことが、「幸運」を呼び込む自分自身の
環境づくりと言えます。

プチハッピーは毎日同じようなことが多いと思いますが、

「ありがとうございます」と呟くごとに、あなたの中にプチハッピーというポイントが溜まっていき、

ポイントが溜まるにつれて、あなたのまわりに「幸運」が近づいてくるイメージをしてください。

就寝まえの「瞑想タイム」において、その日にあったプチハッピーに「ありがとうございます」と呟いている自分をイメージしても
いいですよね。

そのまま心地よく睡眠に入っていけるはずです。

意識してニコニコと愛想を振りまく必要はありませんし、
逆に少しだけなら毒づきたいときには、毒を吐いてもいいと思います。
そのほうが人間味も増すと言えます。

ただし、そのあとは必ず「プチハッピー集め」で「ありがとうございます」と呟やきましょう。

なぜなら、後日またお話しますが、自分が「ヘコんでいるとき」「めぐり合わせが悪いとき」などは
プチハッピーを集めることで、自分の悪い流れを「リセット」できるようになるからです。

プチハッピーを集めることは簡単ですが、効果が出てくるまで時間も要します。

このブログの1回目でお話しましたように、「時間だけはみな等しく過ぎていく」のですから、
早く始めたほうが得だとは思いませんか?

次回は「幸せの定義」についてお話します。

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コメント

  1. 天国言葉大好きです☆とてもわかりやすい解説でいつも感謝して読ませていただいています!

  2. cocominさん、お読みいただきありがとうございます。
    イメージ力を大切にして、一層音楽の才能を開花させてくださいね。

  3. 「ありがとうござます」
    この一言ですごく救われます。

    「ありがとう」は言葉の中で最も美しい言葉であり、人と人の心を繋ぐ言葉であると
    思います。
    でも・・「ありがとう」って直接伝えたいのに、もう会ってさえもらえないから、伝える
    ことすら出来ない・・。
    なんて悲しい・・。
    これが今の私の状況です。

  4. THE ROSEさん、コメントありがとうございました。

    「ありがとう」の言葉を伝えるだけなら、手紙でも送ってみればどうですか?

    ただし、できるだけ短い文で。

    そして、新しい方向に目を向けてみましょう。

    今はその方とのタイミングが合わないだけで、時期が来れば再会するときが来るものです。

    それはすべて、ROSEさんの持っている「流れ」ですから、その流れに乗ることのほうが再会する時期がくるのも早いものです。

    「流れ」に抗うと、余計にタイミングがずれてしまうものです。

    「今は別のことに意識を向けましょう、そのほうがROSEさんをもっと輝かせますよ」という意味なのだと思います。

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