ゆっくりでも、しっかり幸せをつかむ方法 4
心と脳には「オン」と「オフ」があります。
「オン」とはみなさんがそれぞれ抱える問題に対処する行動や、ご自分の夢や道を突き進む行動です。
「オフ」はその行動に結びつけるための「心の在り方」を形成する時間です。
心をオンにするためのオフをしっかり確立することが非常に大切です。
「心や脳のオフ」とは、日常的なことから一切離れ、一種の別世界へ心と脳を飛ばしてみるということです。
「別世界へ飛ぶ」というと、何やら不思議な感じの印象を持つと思いますが、
特殊なことは何もしません。
「心と脳のオフ」を設けることで、リセットができ、「オン」に入りやすくなり、「オン」の状態の時もコンディションがよくなります。
それでは、「オフ」の状態を作るにはどうすればいいでしょうか?
方法はいろいろあると思いますが、一番オススメなのが「瞑想」です。
「瞑想」というと、なにやら修行僧などが訓練のために山にこもっておこなうような感じがするでしょうが、
実はもっと気楽なものです。
最近ではGoogle社の社員たちが「マインドフルネス」と称して、仕事中でも時間を設けて行なっているようです。
「瞑想」の本来の目的は、自分の心を「内観」し、自分自身の心と向き合うことですが、
私が推奨する「瞑想タイム」はもっと気軽でおだやかで、より効果的なものです。
突き詰めるところ「自己暗示」に近いものかもしれませんが、これを少しずつ定期的に行うことで、できるだけ
ネガティブな考え癖を排除し、自然と自分の考えがまとまるようになり、自分が選ぶべき選択肢が見えてくるという心のコンディションがよくなってきます。
「瞑想」といっても、改めて構えて取り組む必要はありませんし、最初のうちは5分程度から始めるのがいいと思います。
そして時間のない方は、寝る直前に布団の中でやっても構いません。眠たくなればそのまま眠りにつけばいいのです。
では、やり方の一例をご紹介します。
①寝る前の5分程度の時間を利用します。
②椅子に座ってやる場合でも、布団の中でする場合でも部屋は静かで、ほの暗い状態にしましょう。
③いずれの場合でも、燃焼時間が5分程度のローソクを灯すのがちょうどいい明るさなのですが、火の管理ができないようであれば同じような明るさのランプがいいと思います。
布団の中でする場合は、タイマー付きのランプを使えば気にせずそのまま眠りにつけます。
④静かな自分が心地よいと思うヒーリングミュージックを小さいボリュームで聞きながら目を閉じます。
⑤音楽を流す理由は、あまり意識に集中しすぎないようにするためです。
⑥そして、日常のことを一旦忘れて、自分が心地よいと思われる場所にいるイメージを浮かべてください。
この時も、イメージしようと躍起にならないで、ぼんやりと情景を浮かべるようにしましょう。
例えば、やわらかい日差しを受けながら花畑や、草原にかすかな風を受けてたたずんでいるようなイメージです。
⑦その時に大切なのは、「晴れやかな心持ち」でいる自分をしっかり感じることです。
自分の「晴れやかな心持ち」がわからない場合は、何か望みがかなった時やすべての不安がなくなった時の
自分の気持ちを想像してみてください。
「晴れやかな心持ち」をイメージできたら、イメージの中にいる自分は微笑んでいるでしょうし、現実の自分もつられて
微笑んでいることと思いますが、まずはそれで「瞑想」のファーストステップは成功なのです。
⑧そして、引き続きその心地よい場所でたたずんで、柔らかい日差しや優しい風を受けているイメージをしてみましょう。
眠たくなればそのまま眠りにつきましょう。
このイメージングに少し飽きてくるまでしばらく続けましょう。
「晴れやかな心持ち」が容易にイメージできるようになり、その気持ちが15秒ほど持続できるようになれば、
次の段階へ移ります。
次回はセカンドステップについてお話します。
コメント
とても勉強になりました。ありがとうございます。自分を見つめ直すためにも、瞑想を取り入れて実践してみたいと思います!
お読み頂き有難うございます。
少しずつ頑張っていきましょうね。