「逆算」という発想で幸せになる

「逆算」という発想で幸せになる

「逆算」という発想で幸せになる

今の自分が置かれている状況をもたらしたのは、過去の自分が下した判断が基になっています。

もちろん、天災や事故などは不可抗力で自分ではどうにもできないことですから、

それ以外の状況という意味です。

例えば現在どこかに勤めていて、毎日がそれなりの満足度で過ごせているのも、イヤな気持ちで過ごしているのも

過去の自分がその会社を選んだ結果生じていることです。

当然、イヤな気持ちで過ごしてるときは、そのことに悩み、イヤな気持ちの原因を排除したり、改善したりしようと

試行錯誤しているはずです。

しかし、原因によっては自分だけではどうにもならない事も多いと思います。

人間関係などはその最たる例でしょう。

いくらそのことに拘り、固執して何かを変えようとして現状をいじくっても、良い結果がやってくることは少ないと思います。

むしろ、未来の自分が充実した日々を過ごすためには、今の自分が下す判断が大事になってくるという事に

目を向けたほうがいいのだと思います。

例えば、現在の人間関係に悩んでいるとして、一方で将来的に何かの資格を取ろうと考えているなら、

未来の自分にとってプラスになることは「資格試験」に合格することです。

つまり、今の自分が考えるべきことは、現状の人間関係ではなく、資格試験に合格することなのです。

そして、「資格試験に合格するには・・・」と将来の試験日から「逆算」して今何をすべきか?とプランを練り始めることになります。

そうすると毎日の時間が限られてきますので、人間関係にはこだわらず、そこそこの対応でやり過ごそうとするでしょうし、

アフター5の勉強時間を捻出しなければいけませんので、仕事も効率よく行おうと集中力を発揮するでしょう。

そうすることで周りからの評価も上がるかもしれません。

そのことで人間関係にも好影響をもたらすかもしれません。

それより、資格を取った時には現状を変えられることが、あなたには大きな収穫となります。

現在の会社を退職するもよし、資格に見合ったポジションを考えてもらえるかもしれません。

つまり、現状の問題を解決するには、その問題にこだわり過ぎても改善の方向が見えないことが多く、

むしろ、「未来の自分が満足するには・・・」という事に目を向け、そこから今何をしたらいいかを「逆算」することで、

結果的に現状の問題も片付くというケースが多いのです。

「未来の自分はこうありたい」という目標がまだ見いだせないときは、

いつも申し上げているように、「自分が好きなこと、興味があること」をもっと充実させたり、展開したりするには

今の自分はどうすればいいかなどと考えてみることから始めましょう。

現在の会社や学校以外のコミュニティ(人間関係)が持てたり、毎日の自分の気持ちに張り合いが持てるようにもなります。

もちろん、現状の問題に目をそむけるということではありません。

自分ができることをやってみても現状が変わらないときは、それにこだわらず、未来の自分から逆算して今の自分が

なすべき事、なすべき判断を見つけようということです。

今までも、”人生設計”という言葉で表現されてきたことですが、それは今の問題をひとつひとつクリアして

未来へつなげるという地道な姿勢で臨むことでした。

しかし、「逆算」という発想で見れば、未来から光がさしてくるように、今の自分がするべきことがもっとクリアに

見えてくると思います。

それは未来の自分だけでなく、今の自分をも満たしてくれる考え方ではないでしょうか。

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