
幸せを感じるにはどうしたらいいですか?
Q: 自分で自分を満足させられません。
結局不満やストレスばかりを溜めてしまいます。
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「自分は何で満足するのか?」
もっと突き詰めて言えば「満足」って自分にとってどういうことなのか?
多くの人が分かっているようで分かっていないのが現実ですが、
それが普通のことです。
しかし、そのことを自分なりに分かっていないと、どうすればいいか、
どの方向に進めばいいのかが分からないのも事実です。
何か楽しいことをすることで満足するのか?
家族や仲間と一緒にいることなのか?
わくわくするような恋愛がしたいのか?
全てが正解でしょうが、それが満足感の根本ではありません。
しみじみと感じられる「満足感」は、
何か苦しい経験、苦労、忍耐、ハードワークを乗り越えて手にしたことや、
授かったことで得られるものだと言えます。
手にすることは人それぞれですし、事の大小は関係ありません。
例えば、色々なことを我慢して勉強して資格試験に合格することなどもそうでしょうし、
長く病気を患っていた人にとっては、一人で外へ散歩に出かけることでさえ「大きな満足」でしょう。
つまり、長く夢見ていたことや、
できなかったことを達成したときには「達成感」=「満足感」を感じられるのだと思います。
今現在、「やり遂げたいこと」や「長く心に思ってきたこと」が特になければ、
小さいことから始めてみましょう。
「やらなければいけない雑用」をひとつひとつ片づけていくことから始めても構いません。
小さいことを「やり遂げる」ことを積みかさねていくことで、
やり遂げることに対する自分なりの感じ方が分かります。
つまり、「成功体験」をクセづけられます。
満足感を感じにくい人の多くは、「こんなことで満足してはいけない」と
自らのハードルを上げてしまっている傾向があります。
もしくは、「こんな小さなことで満足できるか!」などと小さな喜びの大切さを軽視していることが多いようです。
「小さな満足、喜び」をしっかり感じ取らないと、「成功体験」を積み重ねることはできないのです。
「成功体験」がなければ、満足感を感じ取る感覚が心に備わらないため、
本来自分が喜ぶべき「大きな満足」がやってきても、喜べないのです。
つまり「鈍感」になってしまうのです。
逆に「成功体験」の楽しさ、嬉しさという「蜜の味」を知れば、
自分を喜ばせるために、自ら色々なことにチャレンジしていくはずです。
そして人には分からない自分なりの「満足感」を見つけ出し、味わえるのです。
その時は必ず「自分の得意なこと」「好きなこと」から始めてください。
そのほうが上昇気流に乗るのが早いのです。
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