お悩みアーカイブ 17

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**** 20代 女性****

現在大学生の女性です。

最近、仲良くしている同性の後輩のことが気になりはじめ、

彼女に恋をしている自分に気が付き始めて戸惑っています。

元々私は男性が好きでしたし、お付き合いも何度かした経験もあります。

しかし、その後輩が他の女性の友人や先輩と仲良くしているのを見ると嫉妬してしまいます。

それだけでなく、彼女を性的な目でも見てしまっているのです。

今では、男性との性的な関係には嫌悪感を持つようになりました。

彼女との距離感が分からなくなり、彼女のほうも何か私の異変を感じているようです。

私はもうすぐ卒業なので、彼女に気持ちを伝えたい反面、拒絶されるのではないかと恐れています。

就活も控えているのに、気持ちがざわついて集中できません。

どうすればいいでしょうか?

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こんにちは。

人を好きになるということはどういうことなのでしょう?

人を好きになる、または好きであるということには「段階」や「程度」というプロセスがあると思います。

それがお互いに同じような段階を経て、同じような程度であるほど良好な関係は長続きするのだと思います。

片方だけが熱を上げて情熱的になっても、もう片方がそれに追いついていなければ、

たとえお互いに「好意」を持っていたとしても消化不良な関係になってしまうでしょう。

気持ちに火がついてしまった方は、どうしてもその思いを遂げたくて「独りよがり」になってしまいます。

今のあなたは、少しそういった方に偏っているのだと思います。

あなたの「思い」を吐き出すことだけがあなたの望む「恋愛」ではないはずです。

彼女の「思い」も大切にしてあげることが、あなたが本当に望んでいる事であり、
同時にあなたを幸せにするのですよ。

あなたが大学を卒業しても、つきあいを続けようと思えば今の関係は保たれるわけですから、

”何としても卒業前に告白を…”などと思わずに、少しづつ距離を縮めていきましょう。

そうすることで、彼女にあなたに対しての気持ちがあるなら、「受け入れ態勢」ができるはずです。

さて、最近では同性に対する恋愛感情もOPENになってきましたので、珍しいことではなくなってきました。

私自身は恋愛対象は異性にしか興味はありませんが、

同性に対し「人間として惚れる」ということは十分に理解できますし、

その経験もあります。

恋愛感情も「人として好きになる」ことから始まるわけですから、その時点では性別は関係ありません。

しかし、結果として続かなかった恋愛関係は、「人として」の部分に目を向けず、

そのほかの要素だけで関係を続けようとしていた場合が多いように思います。

「人として」の部分に?があるのに、社会的地位やルックスや雰囲気やその関係に酔いしれているだけの、

いわゆる「恋に恋する自分」が好きなだけの時や、

一緒に作り上げる「未来」がない関係の時は短命であることが多いようです。

こういったことは、相手が同性、異性に関わらず共通して言えることだと思います。

以前アメリカの映画で「SWTICH」というラブコメディーがありました。

主人公のプレイボーイが多くの女性と関係を持った挙句、不慮の事故で死んでしまいます。

不適切な女性遍歴を償わせるために、神様に「セクシーな女性」となって人間界に再び降ろされてしまいます。

そこで出会ったのが、かつて仲良くしていた自分の親友(男性)でした。

外見はセクシーな女性ですが、中身は元の自分のままです。

しかし、そうとは知らない親友は彼女に恋をしてしまいます。

元々は親友ですから、お互いにウマが合うのはあたりまえです。

親友が恋に落ちても不思議ではありません。

随分前に見た映画ですので、結末は覚えていません。

つまり、同性、異性などは表面の肉体的なことだけであり、「惚れこむ人間性」には関係がないということです。

肉体的に異性がいい、同性がいいというのは生理的で2次的なことです。

人間性が好きだから、その外見も愛おしくなるというのが自然な順番だとおもいます。

仕方のないことですが、往々にして順番が逆になることが多いので、

ややこしいことになってしまいます。

恋をした相手の人間性に、自分の自信が無ければ恋が愛に変わることはありません。

もちろんパーフェクトな人間などいませんから、?のつく部分はあると思いますが、

それ以上に相手の人間性に自信を持てる部分が多ければいいのだと思います。

自分は「恋に恋をしたいんだ」と頭から決め込んでいるなら、それでもいいと思います。

しかし時間が経つにつれて、当初の「恋に恋」という気持ちを忘れ、相手に愛を求めるようになります。

そして、相手と自分の気持ちの差に苛立ちや失望を感じてしまうのです。

スタート時点で間違った相手を選んでいるのですから、当然の結果と言えます。

話を大きく戻して、あなたの場合も本当に彼女の人間性が好きで恋をしているのか自分に確かめてください。

自分にとって初めて経験する未知の世界に魅かれていることが大きいのなら、

単に「浮かれている」段階なのかもしれません。

彼女のことを大切に思えば思うほど、告白される彼女の気持ちにも配慮してあげることが愛情の一つですし、

あなた自身の気持ちも大切にすることにつながると思います。

「気持ちを伝えたい」という思いが強すぎているときは、

「独りよがり」になっている可能性があります。

「伝えられる側」の気持ちも察してあげましょう。

その上で、相手にも脈があると思えるなら誠意的に告白してみましょう。

誠意的であるには同性も異性も関係ありません。

ある意味、肩ひじ張らずにまずは「人として大好きだ」ということをしっかり伝えてみましょう。

その先の特別な関係はそこから始まるのだと思います。

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