お悩みアーカイブ 11

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***40代 女性***

女手一つで娘を育ててきました。

その娘も誰か結婚を考えている相手がいるようです。

今は気が付いたら一人でポカンとしていることが多く、

先行きも不安で眠れません。死にたくなることもあります。

どうすればいいでしょうか?

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こんにちは。

子育てを一人で頑張ってきて、ようやく娘さんも独立の時期が来て

あなたの中では喜ばしい反面、寂しい気持ちが募ってきているのだと思います。

今まで、苦しいながらも二人で切り抜けてきたのですから、その相手がいなくなることは

そのような状況では、あなただけでなく誰しも虚無感に苛まれるのは当然のことです。

それはあなたが、今まで娘さんを大切に思い、正直に生きてきたことの証明でもあります。

半ば育児放棄的に育ててきたのなら、そんな感情は決して生まれません。

そうやって頑張ってきたあなたが今、寂しくむなしい思いになってしまうのは理不尽でなりません。

なんとか、気持ちの切り替えをしてほしいものです。

それでは少し視点を変えて考えてみましょう。

*「娘さんが一生あなたのそばにいる」としたら….

あなたが年老いて死ぬまでずっと娘さんと暮らせたとして、

あなたが亡くなった後は娘さんはどうなるでしょう?

そのころには娘さんも初老に差し掛かっていると思います。

おそらく、その時には今のあなたと同じ気持ちになるのだと思います。

娘さんにそのような思いをさせたいのか?ご自分に問いかけてみてください。

*「本当にあなたは何に対しても興味を失った」のでしょうか?

まだ40代でお若いです。

今は何もやる気が出なくても、少なくとも体力は十分にあるのですから、

何かきっかけがあればすぐに動けるはずです。

「何にも興味がない」と自ら無理やり思い込もうとはしないでください。

「先行きが不安」という気持ちになるということは、あなたは決して自分の将来に何もないとは

心底思ってはないことの証です。

決してあきらめてなどいないのです。

だから悩んでいるのです。

「まだまだこれからだ!」という気持ちが今は一時的に眠っているだけだと、しっかり自分に言い聞かせてください。

なぜなら、一人で娘さんを育ててきたほどあなたにはパワーがあるのです。

それは実証済みなのですから、その力をもう一度信じてください。

自分の将来には何もないと本当に思っている人は、不安にすらならないのです。

娘さんに結婚を考えている相手いるということで、独立することがにわかに現実味を帯びてきたので

一時的にショックを受けているのだということに気づいてください。

事実、そうなのですから。

*「本当にあなたは一人っきりになるのでしょうか」?

仮に娘さんが結婚したとしても、すぐにあなたは一人っきりになるのでしょうか?

結婚後、あなたの近くで住むということは考えられないでしょうか?

娘さんは結婚後もあなたを頼ってくるでしょうし、

お孫さんができれば、一層あなたの助けが必要になってきます。

娘さんがあなたのそばで住めないなら、あなたが娘さんの近くへ引っ越すことはできないでしょうか?

あなたがそばにいてくれることは、娘さんにとっても大きな助けになります。

それが難しくても、今はネットでテレビ電話が簡単にできますから、顔を見て話すこともできます。

何もかも「無理だ、できない」などと思い込まずに、いろいろコミュニケーションをとる方法を考えてみましょう。

*「今の落胆しているあなたを見て、娘さんはどう思うでしょう」?

落胆して何も手につかないあなたの姿の原因が自分にあると知れば、娘さんはどのように思うでしょうか?

育ててくれたあなたには、今度は自分の楽しみに生きてほしいと願っているはずです。

その思いに応えるためにも、「自分の興味探し」を少しずつ始めてください。

それでも何も興味が生まれてこなければ、

しばらくは娘さんのために貯金しておいてあげることを生きがいにしても
いいかもしれません。

それが土台になって、あなたの生活にも再び張り合いが出て、

次第に自分の興味探しに意識が向いてくるかもしれません。

*「先のことを考えないのも、考えすぎるのも良くありません」

「明日のことは分からない」のはすべての人に言えることです。

それでも明日のためにみんな今日を生きています。

10年、20年先のことを考えると憂鬱になるのは、皆おなじです。

いくらお金があっても、いくら仲間がいても、「死」へ近づいているのは間違いないのです。

生まれたての赤ちゃんでさえ、生まれた瞬間から「死」へ近づいているのです。

でも、そんなふうに考えすぎるとそれまでの間、どのように生きていけばいいのでしょう?

ですから、ほとんどの人はもう少し近い将来のことを考え、「こうしたい、こうありたい」などと計画を練ることで

今日を生き、毎日を充実したものにしたいと願いながら生きています。

娘さんと二人で頑張ってきたあなたの人生は、もはやあなただけのものではありません。

娘さんを喜ばすためにも、あなたの生き生きとした姿をみせてあげることも考えてみましょう。

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