お悩みアーカイブ 9
お悩みアーカイブ 9
**20代 男性**
高校を卒業して今の会社に営業マンとして入社しました。
当初は明るく努めていましたが、元々内気な性格なので失敗をしたらどうしよう
などと思い暗くなってきています。実際、的外れな失敗ばかりしてもう後がありません。
いろいろなハウツー本を参考にしていますが、活かせていません。
どうすればいいでしょうか?
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こんにちは。
あなたはその仕事が好きですか?
「営業」という仕事、そしてその会社の業務の「分野」が自分に合っていますか?
まだお若いのでリセットする時間は十分にあります。
ただ、やみくもに転職する前に自分の適性をよく考えることも大切です。
そして、どんな業種、分野でも基本的に理解しておくべき部分はみな同じです。
そこをしっかり理解してからリセットしましょう。
お話を伺うと、ハウツー本を読んで改善しようとしているわけですから、
「勉強家」「前向き」なところは大きな長所だと思います。
その一方で、「的外れな失敗をしてしまう」ということですから、
「思い込み」で行動したり、「問題ないだろう」と自己判断して進めてしまうのかもしれません。
そういった部分は、どんな仕事でも、人間関係の構築でも共通して通じることですから、
直さなくてはいけません。
まずはどんな仕事でも共通する一般ルールとテクニックを少しお伝えします。
①「連絡」「相談」「報告」は上司、同僚、部下、後輩に関わらず必須です。
これをすることにより、仕事上での人間関係がスムーズになり、信頼もされてきます。
「連絡」は、「~ということがあるよ」と事前に伝えることです。
特に職場というところはどこでも「事前連絡」にうるさい風潮があります。
逆に言えば、事前連絡さえしておけば、こちらが責められることはまずありません。
連絡内容に対しての相手の不満などは、こちらとしてはどうでもいいのです。
「伝えた」という事実が大切なのです。
「相談」は、自分で判断できないことはまさしく「相談」することになるのですが、
たとえ自分で判断できることでも「~しておきましょうか?」などと、
これも事前連絡し相手の「許可」を得ておくことです。
面倒くさく聞こえますが、「事前許可」を得ておくことはこちらの「保険」となります。
あとからこちらの責任にされることを避けるためです。
「報告」は、「~となりました」「~しておきました」などと結果を伝えることです。
途中で行う「途中報告」も大切です。
「途中経過は~です」とわざわざ伝えることで、
自分の知らないところで予定が変えられていないか、「さぐり」を入れるためです。
このように「連絡」「相談」「報告」は、相手のために面倒くさいことをしなければいけないように思えますが、
全ては「自己防衛」にもなり得るのです。
そしてこれを相手問わずしっかりやっていれば、職場での信用は固いものになります。
これは職場に限らず、友人、家族にも通用することです。
②「挨拶」と「ありがとうございます」
「挨拶」
どんなに気分が乗らないときでも、職場ではしっかりと声に出して挨拶はしておきましょう。
上下関係に関わらず一律に同じようにやりましょう。
いつも愛想よくする必要はありません。
しかし、ボソッと声に出すのは最悪です。
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」は、あなたを助けてくれる言葉です。
もちろん、本当に感謝しているときに使うのがいいのですが、
たとえ、自分の気分がすぐれない、多少イライラしてるときでもサラッとこの言葉を
言っておけば少なくとも相手の気分を害することはありません。
そして、本当に気持ちがこもっているときに言うと、相手も喜んでくれる言葉です。
これまでの人生であまり使っていなかったのなら、これからは積極的に声に出してみてください。
あなたの気持ちも穏やかで、余裕がでてきます。
③仕事の流れを把握する
初めての仕事を教えてもらうときは、与えられた部分を全うするのに精一杯ですが、
できるだけ【全体の流れをつかむ】ように自分でも努めましょう。
この作業は全体のどの部分にあたるのかを理解していれば、
自分なりにその作業のために事前準備しておくことや、
次の作業のためにしておくことが事前につかめます。
そうすればスムーズに事を運べ、あなたへの信頼度も上がります。
ただ問題は、往々にして教えてくれる人が「教えることに慣れていない」ので、
教え方が下手なのです。
したがって、簡単なことでも理解に苦しむ場合が多いのが現状です。
そのうえ、そういった人は根掘り葉掘り尋ねると面倒くさがりますので、
あなたの方で全体像をつかむ努力をしないといけません。
教わるときには、全体像をつかもうとしながら聞くことが大切です。
これらが、どの仕事にも、各種活動においても共通する一般ルールとテクニックです。
そして、最も大事なことはあなたの「適性」に合わせた業種を考えることです。
黙々と作業することが得意な人が、人と接することが多い仕事では実力が発揮できないかもしれません。
どうしても給与額や募集の数の多さで決めてしまいがちですが、
多少給料が多くても、自分が前向きにその分野を知りたい、学びたいと思えなければ、やりがいも見つけられず
苦しいだけの日々を送ることになります。
その分野で結果を残せている人たちは共通して、その仕事に対して自主的にいろいろと勉強しているということです。
”勉強したい”と思えるのは、それが自分の適性や波長に合っていたり、得意なものであることが大きな理由です。
あなたの得意なこと、興味のあることをどう人に役立たせるのか、または自分の性格で活かせることを何なのかを
今の職場において、またはこれからの職場を考える際に大切な要素として考えてみてください。
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