お悩みアーカイブ 8

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**20代 女性**

私って何のために生きているんだろう?と最近よく思ってしまいます。

仕事も以前ほどやりがいもなくなり、休日もごろごろして、

食事をするのも忘れることもあります。

こんな毎日が続いてどうすればいいか分かりません。

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こんにちは。

体がこれまで以上にだるかったり、頭痛がしたり、胃腸の調子が悪いことが

長期間続いている時は、まず心療内科を受診してみてください。

目立った不調が無くても、身体的不調が気持ちに及ぼす影響が大きいときがありますので、

ご注意ください。

今回は、身体的不調は無いものとして、精神的な面でのアドバイスを差し上げたいと思います。

ほとんどすべての人が毎日を充実した気持ちで送っているのではありません。

学生、社会人を問わず、ストレスに満ちた毎日の中で、「ひとときの喜び」や「ひとときのやすらぎ」を

心の糧に過ごしています。

多くの人は、下記のような理由で毎日を生きているように思います。

①自分がいなくなると困る人がいる。

②自分がいなくなると迷惑をかけてしまう人がいる。

③自分がいなくなると悲しむ人がいる。

④自分がやっていることで喜んでくれる人がいる

⑤自分がやっていることが役に立っている

⑥自分には短期的、長期的な目標がある

①は自分に子供がいる場合、②は職場に対してや、各種活動を共にしている人たちに対して、

③は親や家族に対してですが、ほとんどの人々がこの3つの理由で毎日を踏ん張っているように思います。

生きていくうえで、最低限の死守しなければいけない理由のように思えます。

そして、束の間の休日に友人、家族と過ごしたり、自分の趣味の世界に没頭したりして、

ささやかだけど「心の充電」ができることに幸せを見つけてまた明日を生きようとしています。

④、⑤は、そんなストレスいっぱいの毎日を、より充実したやりがいのある日々に変えるための理由です。

これは、他者に役立っていることが自分の喜びにつながることを知っている人たちが実践していることです。

この理由のために生きていける人たちが、一番幸せな人生送り、人生の意味を見つけられる人たちだと思います。

そして⑥は、自分だけの目標、いわば「自分の世界」に没頭できる理由です。

人がみな、⑥の理由だけで日々を過ごせればいいのですが、直接収入に結びつかないことが多いのも事実ですので、

ほかのことで収入を得るために時間を使わなくてはいけません。

ここで1つの事例をご紹介します。

ある有名食品会社の研究員が、上司から「環境に貢献できるプロジェクト」を考えるように

指示されました。

彼は自社工場から出る食品廃棄物をより無害に、もしくは有益なものに変えることに着手しました。

専門は微生物研究でしたので、微生物により食品廃棄物を分解し、

肥料に変えたり、無害化して廃棄することを考えました。

ただし、食品廃棄物といっても様々な環境条件がありますので、

それらに対応できる微生物を見つけなければいけませんでした。

全国の土壌から数え切れないほどのサンプルを集め、ひとつひとつ実験していきました。

最終的には対応できる微生物の組み合わせを見つけ出したのですが、

他人が聞くと気が遠くなるような実験の日々です。

しかし、彼にとっては「必ず対応できる微生物を見つけ出す」という目標があり、

実験結果が出る日には、会社へ行くのが楽しみだったそうです。

これは上記の理由でいえば⑥です。

そしてそのことが会社や一般社会に役立っているという④、⑤の理由となっています。

そしてそれにより給料をもらっている。

つまり「自分の世界」が発展して収入につながっていき、

毎日をそれで邁進できているということなのです。

「生きがい」は英語で「Reason to live」 直訳すると「生きるための理由」です。

「自分の目標=自分の世界」を見つけ、それを自分だけでなく他者にも役立てることが

「生きがい」の根底にあるのだと思います。

あなたの場合、仕事自体はなんとかやれているわけですから、

そこにやりがいが見つからなければ、本当の自分の目標や、やりたいこと、楽しみを探すことから始めましょう。

それには、仕事が終わったアフター5の時間帯が大切ですから、

その時間を作るために、まずは効率よく仕事を終わらせることを目標においてみてください。

"絶対定時で帰ってやる”ことを目標に据えれば、就業時間中もメリハリがついてくるのではないでしょうか。

そうすることで、職場でのあなたの信頼度は高まりますから、仕事もやり易くなり、その勢いでアフター5へ

突入すれば少しずつ有意義な日を過ごせるようになってきます。

そして毎日、アフター5は"自分の楽しみ探し"に没頭してください。

すぐに見つからないかもしれません。

逆に、「私ってこんなことに興味があったんだ」と改めて知ることもあるでしょう。

今はネットがあり、昔ほど調べることに苦労はしません。

あなたの興味や得意なことは、あなたにしか分かりません。

違法なことや反社会的なこと以外は、頭に浮かんだことをどんどん調べてみましょう。

そして最終的には、それらを少ない人数で構いませんので

「人に役立てる、喜んでもらえる」方法はないか考えてみましょう。

そこに必ずあなたの「生きがい」が見つかるはずです。

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コメント

  1. 色々と悩んだりすることが多いですが、生きがいについて学ぶことがたくさんありました。いつもありがとうございます!

  2. ゆっきーさん、いつもお読みいただきありがとうございます。
    「生きがい」探しは迷いや悩むことも多々ありますが、
    そんなときは「人の手伝いやサポート」に徹してみると、案外自分にとってのヒントが転がっていることが多いようですよ。

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