ゆっくりでも、しっかり幸せをつかむ方法 5

ゆっくりでも、しっかり幸せをつかむ方法 5

ゆっくりでも、しっかり幸せをつかむ方法 5

前回に引き続き「瞑想」についてのお話ですが、その前になぜ「瞑想」が効果的なのかお話します。

何かと「めぐり合わせが悪い人」というのは、基本的に「成功体験」が少ないと言えます。

何にでも楽観的で「何とかなるさ」という人は、それまでに偶然にでも「何とかなってきた」からそのように言えるのです。

そして、成功体験の少ない人は真面目過ぎるところがあったり、几帳面すぎるところがあり、
ある意味、多少の成功体験では満足できず「これくらいのことで満足していては、成長できない」
などと厳しく考えすぎる節があるといえます。

それゆえ、心の中に「成功体験の蓄積」ができず、わざわざネガティブな面ばかりを意識してしまい、
考え方や行動が委縮してしまい、肝心な時に力を発揮できない、運を引き寄せられないと言えます。

とはいえ、単純に何でも楽観的になればいいというものでもありません。
それは、無頓着で、無関心で、自己中心的な人物になりかねないからです。

「成功体験の蓄積」は待っていてもなかなかそういう状況に出くわすものではありません。

ですから、自分のイメージ力とちょっとした意識の持ち方によって、日常生活の中で毎日少しずつ
「成功体験の蓄積」ができるようにしてみましょう。

自分のイメージ力を使う方法の一つが「瞑想」です。

そして、「ちょっとした意識の持ち方」については、次回以降ひとつひとつお話していきますが、
いずれもごく簡単なことですし、お金もかかりません。

簡単なことゆえ、時間も必要ですので、納得できれば早めに始めてもらえればと思います。

さて、「瞑想」に話を戻しますが、心を「無」にする瞑想もあり、これが本来の瞑想だと思います。
しかし、一般人向きではないと言えます。

私が推奨する「瞑想」は、自分のイメージ力を使い「成功体験」を積極的に蓄積していこうというものです。

前回、ファーストステップでお話したイメージの内容は「心地よい場所で、晴れやかな心持を感じる」というものでした。

そういった感覚は普段、簡単には味わえないものですし、何か良いことがあったから感じられるものです。

そのようなポジティブな感覚は「心にとっての栄養」となります。

多くの人が毎日、ストレス一杯の日々を過ごしています。
1日の終わりに、お酒を浴びる、グチを言う、いっぱいゲームをする、などは心のガス抜きはできても、
栄養を与えていることにはなりません。

「ガス抜き」は簡単にできることでありますが、心にプラスのものを貯めることはできません。

その場限りの「憂さ晴らし」といえます。もちろん時にはそれも大切です。

しかし、依存してしまうとストレスに対応できず、いつまでもガス抜きで終わってしまうのです。

「心に栄養」を与えると「心がしなやか」になります。

意識が変わり、それまでストレスと感じていたことにも柔軟に対応する考えが浮かぶようにもなります。

「頑丈な心」よりも「しなやかな心」のほうが折れにくいのです。

それでは、「瞑想」のセカンドステップのやり方の一例です。

①瞑想する場所や環境や時間はファーストステップと同じです。

②イメージする内容は、「自分がうまくやれている姿」です。

例えば仕事であれば、てきぱきと処理している姿や、会議でうまく報告できている姿、
営業先でうまく説明できている姿、無事作業を終了している姿であったり、
学生ならば、問題をすらすら解いている姿や、部活の試合で活躍している姿など、
実生活で起こり得る内容に対して「自分がうまくやれている姿」のイメージです。

もし、特にこれといったイベントや出来事が無ければ、はつらつと通勤、通学している姿や、
日々健康に過ごしている姿、自分が行ってみたいところで楽しく過ごしている姿でも構いません。

③ただし、前回でもお話したように、イメージすることに躍起にならないでください。

細かいところまでイメージしようとしたり、リアルさにこだわったりせず、
あくまでリラックスしておぼろげにイメージしてください。

脳をリラックスした状態にしないと、逆に心への「刷り込み」ができなくなります。
回数を重ねるうちに映像がはっきりしてくるものです。

④リラックスした状態にするために、ファーストステップのイメージングから始めるのが好ましいと思います。

「晴れやかな心持ち」をイメージすることで、、自然とリラックスしポジティブな状態になります。

先程、「刷り込み」と言いましたが、それが「成功体験の蓄積」につながります。

もちろん、イメージですから実際に起きているわけではありませんが、
この先起きるであろう自分にとって「心地よい出来事」を先に体験していると考えてください。

それを毎日少しずつ体験していくことで、心はあたかもそれらが既に起きているかのように感じ始めていきます。

あなた自身は、それほど変化しているような感覚はないのですが、時間がたてば以前の自分とは違うことに気づいているでしょう。

この「刷り込み」を「潜在意識へのメッセージ」と呼ぶ人もいますが、確かに最終的には潜在意識へ到達すれば
大きな力となるでしょうが、それにはかなりの時間が必要であると考えます。

むしろその前に、皆さん自身の意識で問題に対処できるようになっている筈です。

次回は、「瞑想」に加えて成功体験の蓄積をする簡単で効果的な方法についてお話します。

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コメント

  1. とてもとても勉強になりました。ありがとうございます。自分のイメージ力を使い「成功体験」を積極的に蓄積していくということがいかに大事なことか気づかされました。セカンドステップもしっかりイメージして実践していきたいと思います!

  2. いつも読んでいただきありがとうございます。

    投稿後の文章の位置が、入力時とは違う位置で出力されているようですので、
    読みづらいかと思いますが、お許しください。

  3. ぜんぜん気にならないですし、とても読みやすいです!いつも楽しみに読ませていただいています!

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